別名ロココ様式。
繊細で軽やかな曲線が特徴。
日本では、その曲線の脚をガブリオルや猫脚と呼ぶこともあります。
装飾モチーフはロカイユと呼ばれる貝殻装飾、ツタ系植物など。
ミディでは19世紀、ナポレオン三世時代のアンティーク家具も多く取り扱っておりますが、どのくらい古い時代の物なのか、あまりピンと来ない方もいらっしゃるのではと思い、それぞれの年表を作ってみました。日本の年表と照らし合わせてみると、より分かり易いかと思います。例えば19世紀のアンティークですと、日本でいうと江戸末期や明治初期のモノになるわけです。その時代のモノがまだ残っているってすごい事だと思いませんか?それは丈夫で良い材料が使われていたこと、家具職人の技術、そして所有者が大事に受け継いだ証でもあるのです。家具にはマホガニーやウォールナット、オークにローズウッドといった頑丈で、今では手に入り難い高級な材料が多く使われており、その時代の彫刻技術など目を見張るものがあります。そういった角度から見るということもアンティーク家具の醍醐味であるかと思います。
別名ロココ様式。
繊細で軽やかな曲線が特徴。
日本では、その曲線の脚をガブリオルや猫脚と呼ぶこともあります。
装飾モチーフはロカイユと呼ばれる貝殻装飾、ツタ系植物など。
ルイ15世(ロココ)様式とは対照的に直線ラインが主流。
家具の脚はまっすぐで縦に溝を彫ったスタイル。
装飾モチーフはリボンやガーランド(花や果物を編んだ文様)楽器、花かごなど。
これまでの様な装飾の細かい家具は少なく、シンプルで控えめな印象の家具が多い。
材質もこれまでとは異なるものを使用していることもあり、明るい家具が多いのも特徴。
どっしりとした印象の家具が多い。
両サイドに支柱を施したようなデザインがよく用いられる。
引き出しの形にも特徴があり、ツイストレッグも多くみられる。
当時、流行していたシノワズリの影響から黒塗りに金彩の家具が多くみられる。
また、明確なスタイルというものが少なく、それまでの様式を少しずつミックスした形の家具も多い。
家具の形は、古くは王や貴族など権威の象徴だったものが、やがて庶民の生活の中に入ることで変化し発展していきました。
様式も時代の流れとともに政治、経済、文化の影響をうけながら様々に変化していきます。
美術史や建築史等にも照らし合わしてみると面白いかもしれません。